GGA 2021 Episode プロローグ
さて…GGAでは今までファンタズマ、武神、ノーチス・ブランカ…様々なユニットと抗争を繰り広げていました。
中でもノーチス・ブランカとの抗争は未だ決着がついていない状況ですが…
ここで視点を変えて、ある男に注目してみましょう。
ビエント。
彼はアダルベルトの"家族"であり、レイ・テクニカの盟友。
自分を試すべくMMA界にて異色の覆面ファイターとしてデビュー
父の召集に伴い、GGAへと加入しました…
しかし、初戦での敗退から始まり、9月までの戦績は全敗。
彼は自身を変えるべく、武闘家集団である武神へと入門しました。
武神。
武神流と呼ばれる独自の拳法を使い、空手、柔術、日本拳法を組み合わせた全く新しい拳法となる。
存在するもの全てを使って勝つことが信条であり、武器の使用も許可されている。
元は戦国時代より伝わる白石流柔術と呼ばれる兵法とされ、その34代目継承者である白石 雷蔵と日本人とアメリカ人のハーフであるポール・マッケンジーという男が出会った。
ポールは元よりハーフながら空手の黒帯であったが、白石 雷蔵との仕合に敗北。
彼の技に感銘を受け、弟子入りを懇願した。
元々日本文化に理解が深く、勤勉的な姿勢から黒帯まで上り詰めていたポールは雷蔵にもひどく気に入られていた。
しかしある日、ポールは突如として雷蔵を裏切り、襲撃の末秘伝書を強奪。
当時最強の柔術を謳っていた白石流にとってこの事件は大きな痛手となり、重く受け止めた雷蔵は失踪する。
事実上勝利と認識したポールはこの白石流柔術をも取り込んだ総合格闘技として武神流を創設。
彼自身も名前をスサノオと名乗るようになる。
これが武神のルーツとなります。
彼はここに入門し何を成し遂げるのか、何を考えているのか。
それは彼自身の血筋が深く関係している…と言えるでしょう。
しかし、この話は然るべき機会にお話しましょう。
さて、GGAとの抗争の最前線から外された武神一派は何をしていたのか。
それは抗争前より行っていたある催しの為でした。
皆様は闇の覆面ファイトが世界各地の地下で行われている事を知ってらっしゃいますか?
特殊な仮面を被り、制限された中で己の過去を捨て戦って、戦って、戦い抜いて
そうして選ばれた各国の代表同士が更に戦い合う正にマスカレイド。
武神一派が覆面を被っているのもこの武闘会の選手であるからです。
そしてビエント、彼はこの事を知って武神へと入門しました。
彼は無事に戦い抜けるのか。
それとも、敗者となるのか。
彼はどのような思惑で裏の世界へと飛び込むのか。
そして義父、アダルベルトが知る彼のルーツは一体何なのか。
真相を徐々に解き明かしていきましょう。
それでは
GGA 2021 Episode 1
アルティメット・マスカレード・チャンピオンシップ開催!!
でお会いしましょう!