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GGA Masquerade Episode1ーA アルティメット・マスカレード・チャンピオンシップ開催!!

さて、皆さんお久しぶりです。

私の話は覚えていたでしょうか?

 

そう、武神の一員となったビエントが地下覆面格闘技…UMC(アルティメット・マスカレード・チャンピオンシップ)へと参加するお話でございます。

今回は彼がどのようにして挑むのか…

その経緯を見ていきましょう。

 

 

 

やあ、僕はビエント。

物語の始まりと言えばこんな挨拶だろう。

 

時は11月。グルーサムリーグ戦が終わったばかりだ。

さて、僕はあれから武神の一員として日夜、鍛錬に励んでいる。 

 

「OKOK!今日はここまで!流石ルチャドールだな!サブミッションの飲み込みが早い!」

 

彼はエディ。日系ブラジル人で僕の柔術トレーナーだ。

最初武神流を学ばせてくれるのかと思ったが、徹底的な肉体改造トレーニングの後に僕はスサノオさんより柔術を学ぶように指示を受けた。

流石にそんなに簡単には教えてくれないのか…と思ったが、ちょうど時期後継者を決める戦いが終わったばかりでそれどころじゃないらしい。

ちなみに後継者はミカヅチ。後継者となった今はタケミカヅチと名を改めている。

 

そして、グルーサムリーグ戦を見たスサノオさんが僕には柔術が向いていると判断したようだ。

MMAでも柔術は重要な技術となっていたけど、僕は習う機会がなかったし、打撃で勝負したかったからね。

こう改めて習うのは新鮮な気持ちで楽しい。

 

「ビエント殿〜〜スサノオ様が呼んでるでごわすよ〜」

彼はアラスダ。力士からファンタズマでプロレスデビューしたが、いつの間にか武神に所属していた男だ。

 

そんな彼の先導の元、スサノオさんが居る部屋へと辿り着く。

 

「連れてきましたでごわす」

 

「うむ、入れ」

スサノオさんの重く張り詰めるような声が聞こえる。

 

「お、おいどんもですか?」

アラスダが緊張しながら尋ねる。

 

「ああ、兄(けい)ら2人に話がある」

 

「入ります」

 

鎮座するスサノオさん。

彼の前には1枚の手紙が置かれていた。

 

「ついに今回もこの刻がやって来た」

 

「こ、この手紙がMasqueradeへの招待券で…」

手紙を見るなり声を震わせるアラスダ。

Masquerade?仮面舞踏会?

 

「うむ……ビエント…兄には初めて話すな。我々がなぜ覆面をして戦っているのか…その理由がこれだ」

 

言われてみれば確かになんでマスクマンだったのかは不思議であった。

 

「これは……アルティメット・マスカレード・チャンピオンシップ、UMCへの招待状だ。この大会で現実の様々な制約から抜けた自由な戦いをする為に世界各国のファイターが正体を伏せ、特殊なマスクを付けて戦うのだ…

そして武神は日本代表としてこの大会にて戦うのが活動目的である」

 

そんな大会があるのか…初めて聞いた。

 

「今までは私やミカヅチが招待され、日本代表として出場していた」

 

「そして今回も私宛に招待状が届いた。しかし、私はこれを辞退する」

 

なるほど、話が読めてきたぞ

 

「アラスダ、ビエント。兄らへこのMasqueradeへの招待状を…」

 

やっぱり

 

「譲渡する…と、言うのでも思ったのか?」

期待していた僕らの目の前で招待状を破り始めるスサノオさん。

"そういう話"じゃなかったのか?

 

「これの資格に関しては運営委員会の審査によって選ばれている。なので権利を譲渡する等は不可だ」

とても馬鹿にしたような笑みをしながら、僕らを見るスサノオさん。

しかし、これをわざわざ見せつける為に彼はこんな事をしない。

何か理由があるのは間違いないだろう。

 

「この権利は招待状を受け取って1週間以内にホームページで参加申請をしなかった場合、権利放棄となる。放棄となった場合は代表の再選考が行われる」

立ち上がり、僕らを見下ろすスサノオさん。

鋭い眼光が脱力していた僕らへ一気に緊張感を与える。

 

「この再選考は放棄した人物が推薦した8人をトーナメントで争わせ、委員会の審査の元に代表が決まることになっている」

 

「しかし、推薦したい人物が8人に満たさない場合は、委員会が選んだ人がその代表選出戦に出る……そこでだ」

スサノオさんが再度座布団へ座り込んだ。

 

「今回私は兄らとミカヅチ……そしてあのヤマトを推薦する」

ヤマト。元武神のメンバーであり、スサノオさんに反旗を翻した人物だ。

僕の兄弟であるレイ・テクニカに敗北してからその後の消息は途絶えている。

居場所を把握している点も驚きだが、そもそも何故彼を推薦するのか

 

「な、なぜヤマトをでごわすか!?」

 

「世界は広い。奴を倒せぬ者が日本を背負って戦えるものか。もし万が一奴が勝った場合はまだ私の教育が足りなかっただけのこと……そして残りの4枠に関しては委員会に選出を任せる」

 

「よいか、武神の次代を背負うものとしてこの大会に勝ち抜け!」

 

「「承知しました」」

 

 

指令に応じ、部屋を出た僕らであったが、僕には疑問があった。

 

「そもそもルールがよく知らないんだけど」

 

「そうか、そうでごわすな。細かいルールは後を資料を渡すが……ざっと言えば掌底などオープンハンドの攻撃が許可された総合格闘技でごわすよ」

 

「なるほど。その他の反則はどうなんだい?」

 

「まあ目潰しとか金的、噛みつきはダメってこの辺りは普通でごわすな。あと脳天への膝はおうけえでごわす」

 

「まるで一昔前の総合格闘技だね。なるほど」

 

「たぶん、スサノオ様がおぬしの入団を許可したのはそこだと思うのでごわすよ」

 

「なるほど…」

 

武神の目的はUMCに出る事であるのならば、確かに総合格闘の経験があるってのはアドバンテージではあるのだろうと思った。

でもそれだけであっさり許可をする物なのだろうか?

僕が入る前からタケミカヅチが正当後継者として決まっていたとしたら、特に当て馬としての意味を為していないだろうし。

 

「ビエント殿?どうしたでごわすか?」

動きが止まっていた所をアラスダの呼びかけで気がついた。

 

「大丈夫、大会でもし闘うことになるならよろしくね」

 

「うむ!ビエント殿の話はファンタズマ時代からデモニオ殿から聞いてたでごわすよ!なので楽しみでごわす!」

 

僕はアラスダと別れ、宿舎へと辿り着く。

自室に入り、畳の上へ横たわる。

 

スマートフォンを触るとアラスダからルールのPDFが届いていた。

 

うーん、読むのは今度でいいや。

 

まだ、僕が武神に入れた事。そして、なぜ義父さんは僕に総合格闘技の道を行かせたのか。が今更になって気になってきた。

そもそも、義父さんに武神へ入る気である事を報告した時に既読こそ付いたが、返事は来なかった。

別に止めて欲しいわけでもなかったけれど、ノーリアクションってのは想定外だった。

 

でも、義父さんはこのUMCの事を絶対知っているだろうし、スサノオさんとも知り合いであることから武神の目的も知っていると思う。

 

何かが隠されている気がする。

そんな確証が持てないことを考えながら僕は眠りについた……