RDV公式ブログ

新しく生まれ変わったGGA公式ブログ

レイ・テクニカという男③〜北海道編〜

北海道の団体、BREAK主催のリーグ戦に参加すると決めたレイ・テクニカは仲間のアギラがここ最近調子に乗り切れない事を気にしていた。


交渉含めて興行を行っていた北海道。

現地の後援者がGGAに熊の剥製を贈呈した。
テクニカは早速
「社長。申し訳ないのですが、明日のオフ。その剥製をお借りできませんか?」


「え?(困惑)いいけど、何に使うの?」


「ふふふふふ」

 

「え、キモ……」


ニヤけるテクニカを見た社長は深くは触れてはダメだと悟り、理由も追求せず、剥製を貸し与えた。


翌朝、アギラを連れて支笏湖に出向いたテクニカは上半身裸になりいきなり剥製に袈裟斬りを見舞った。
「アギラ。ぼゃっとしてないで!」
「は?」
テクニカのノリに付いていけないアギラは躊躇してしまう。
が、闘う男の本能。不死鳥と呼ばれたアギラは
熊の剥製に頭突きを放つ。
「アギラ!そうだ!ボトムドロップだ!」
西新の鳳凰と言われた男がエストレージャの閃きに反応する。
熊の剥製を捻り式ボトムドロップの体勢で担ぎ上げたアギラ。

その熊の延髄にドロップキックをぶち込むテクニカ。
テクニカ・アギラ組戦慄の連携がここに誕生した。

 

「……気分が高まっている所、申し訳ないのだが、次のBREAK主催のリーグ戦はシングルだ」

抜群の連携に高揚しているテクニカへツッコミを入れるアギラ。

そう、テクニカはTOSAのタッグ版が行われると勘違いしていたのだ。

 

「え!?ジュニア限定!?なら俺はパスで!」

改めて募集要項を知ったテクニカはそう言い残し、支笏湖へ泳ぎに消えた…

 

余りにも展開について行けず、立ち往生するアギラ。

まさしく呼ばれ損であった…