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GGA チャンピオンズロード "ボンド"

 

前回、俺達はタッグを組み、ツインズへ挑むが見事に負けた。

アンジェロはメディチを責めてるが、明らかにタッグとしての練度不足だった。

 

"ブラッド・ボンド"(血の絆)…か…

濃厚な絆を見せてもらったぜ。

 

しかし、試合後俺にバックステージでやられた怪我が治ってなかったようで兄貴の方はぶっ倒れてしまった。

 

弟の方が俺にやられたと話し回ってるせいで俺の世間での評価は悪くなってる。

最初にやってきたのはあっちなのによ。

 

ただ、俺はそれより気がかりな事があった。アンジェロが4連敗をしている。

そのうちの最初の1戦は俺とのなのだが、問題はその負け方だ。

オセロットに負けた時はあいつらの妨害で満身創痍だったってのは分かる。

しかしそれから2戦、明らかに覇気が足りない。

 

何か思い悩んでいるんだろうか………

 

まあ、俺がこうやって他人を気遣えているのは、今、一時的な休暇を貰っているからだ。

 

 

 

俺は、俺の師匠…ミックへ報告の墓参りに来ていた。

 

「遅れたが俺はついにデビューをしたぜ…」

 

土の下で眠る"絆"へ報告を終えると、俺は普段より花の量が多いことに気づく。

 

ミックには一人娘がいる。1回しか会ったことないが2ヶ月に一回は花の交換を行っているようでミックの墓にはいつも綺麗な花が添えられていた。

 

今回はそれとは違った傾向を感じさせる花が添えられていた

 

「誰が……」

 

「俺だよ」

 

その正体はあっさり現れた。

まさかのオセロットだった

 

なぜこいつがこの場所に…

 

オセロット!てめえ…」

 

「俺だってこの人の教え子だ。墓参りくらい自然だろう?」

 

それはそうだが、こいつがそんな真似をするような奴には感じなかった。

 

「てめえ、こないだの事は忘れねえぞ」

 

こいつの妨害のせいで俺は挑戦権のチャンスを逃した。

 

「何のことだよ」

 

「とぼけんじゃねえよ、ツインズまで使って妨害してきただろ」

 

「あ?ツインズが勝手にしたんじゃなかったのか?」

 

どういう事だ?

 

「アイツは依頼を受けたって言ってたぜ」

 

「おいおい、誰が依頼したかは言ってないんだろ?俺じゃねえよ」

 

「じゃあ誰だよ」

 

「知らねえよ、俺はめんどくせえ試合が無くなってラッキーとしか思ってねえよ」

 

嘘をついてる様子は無さそうだ。こいつの事だから決まった策略の手柄を否定するとは思えない。

 

「お前だけ逃れたってのはひっかかるがな」

 

「ん?それも勘違いだぜ。俺も妨害にあった…チェイスに襲われた」

 

チェイス。殺人ピエロの肩書きで活動している道化師の見た目をした男だ。

 

「あいつがナイフ持ってきて襲ってきたが俺はスタンガンで気絶させた」

 

「よくそんなの準備してたな」

 

「軍隊育ちだからな」

 

じゃあ全員妨害をされていた…何のために……

 

「今更だがミックの墓の前でこんな話はよそうや、それに、今どうこう考えても何もわかんねェだろ」

 

「まあそれは確かにな…」

 

「ま、俺は次の試合でケネディの奴をぶっ倒してベルトをいただくぜ…じゃあな」

 

「俺がすぐ奪い去ってやるよ」

 

「それは楽しみだ」

 

オセロットは俺に別れを告げて去っていった。

俺も船に帰ることにした。

 

 

 

「マクレガーと何を話していたんだ?」

 

「別に、俺も襲われたって言っただけだよ」

 

「そうか……お前やあいつが時間を稼いでる間に見つけなくてはな…」

 

「本物のベルトねえ…あてはあるのかい?」

 

「わからない。だからこそゴーストを探す」

 

「ま、そのへんはあんたに任せるよ…ドラゴン」