GGA チャンピオンズロード "ハンティングタイム"
グレゴリー・ドゥコフ
欧州アジアのハンターで彼の名を知らない者は居ないだろう。
過酷なツンドラの大森林に住まう彼は生きる伝説とも言われていた。
その力を見込まれて軍に一時的に入隊した事もある。
彼はそんな産まれからは信じられないくらいに知能レベルが高く、彼の家を訪れた者は皆、彼の蔵書の数に驚く。
勤勉な彼は、生き残る為に様々な物を学習して行った。軍に所属したことでそれに文明の力が加わった。
読書に励み、巧みな戦闘技術もその頃に身についた。
しかし、彼にも森から離れていた時期があった。
軍を退役した後、発達した文明に魅入られた彼は森に戻らず、3年の月日が過ぎた後、プロレスラーとしてデビューしていた。
落ち着いてきた彼は母なる森へ帰るために休暇を貰い、ツンドラへ戻るが、そこは違法狩猟を行う密猟者が蔓延っていた。
母なる大地を捨てていた自分を強く責めた彼は責任感から、密猟者狩りを始めた。
1人、また1人、密猟者達を"ハント"していく。
死体は随時人目が付きやすい所に置かれていった。
異変を察知した現地の警察は森林まで向かう。
グレゴリーを恐れた最後の密猟者はこの警察官らを見つけ、自首する。
殺されるくらいなら捕まった方がマシだ。
警察に拘束され安堵した密猟者だったが、グレゴリーはそれでも密猟者の頭を撃ち抜いた。
全ての密猟者を狩り尽くしたグレゴリーは呆気なく警察に捕まった。
当時所属していた団体は懲戒処分の処置を下すが、世間としては元々彼の家がそこに存在することもあり、同情の目は少なくは無かった。
殺人事件としては異例の軽い刑罰を下されたグレゴリーだったが、恩赦が降りて、さらに短い期間で釈放される。
「…ってのが、グレゴリーがこの船に所属している経緯ってわけ」
「悪ぃ、長くて途中寝てた」
「なんだよ!!人がせっかく調べてきたのによ!」
「どうせアンジェロに聞いただけだろ」
「ま、まあ、それはそうなんだけどよ」
「…しかし、前科持ちてことはアイツもケネディの"対象"な訳だ」
「そういうこったな」
「戦いが終わったら話してみるか」
「マジ!?」
「アンジェロのダチなんだろ?それに支持者は多い方がいい」
「確かに…ってもう時間だぜ!何してんだ!早く行けよ!」
「お前の話が長いからだろ!!」
ハンターだが何だか知らないが俺は不死身だ。
狩られてたまるかよ
試合↓