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GGA チャンピオンズロード "ヤン・ジュウホウ"

 

悪夢を見た

 

彼と相対した者はこう述べる。

 

ヤン・ジュウホウ

 

彼は政府の拷問官からプロレスラーへとなったという異例の経歴を持つ。

 

自分の拷問に耐えた男がプロレスラーだった。

そのたった一つの事実により、彼は己の実験を試すためにレスラーとなったのだ。

 

政府の闇を知る男。

彼の顔面に着いている金具は、その闇を知る彼が政府を抜ける際にケジメとして己の顔面を焼いた名残である。

 

彼は柔道の経験もあり、寝技が得意技だ。

拷問時のテクニックを活かし、相手に夢心地のような感覚を与える。

 

起きた時には試合が終わっている。

まさに悪夢だ。

 

そして彼に更なる切り札がある。

 

その巨体を活かし、叩きつける高速のスパインバスター。

 

夢心地の寝技とは違う明らかな"処罰"

 

これらを生かし今日も彼はリングで拷問を続けている…

 

「ってのがヤン・ジュウホウだ」

 

お決まりのメディチによる解説タイム。

今回の俺は真剣に聞いていた。

 

「政府の…ってこいつがゴーストのバックなんじゃないのか?」

 

「それは正しくもあり、間違いでもありますネ」

 

なんとヤン・ジュウホウ本人も話を聞いていた

 

「お?わざわざ挨拶に来たのか?今日はよろしくな」

 

「ヨロシク」

 

握手を交わす両名

 

「キミの事はよく知ってますヨ」

 

「そいつは光栄だ」

 

「さっきの質問についてですが、ワタシはね、カレに情報を提供しただけだヨ、政府はもう関係ないです」

 

「情報…?」

 

「…ワタシは見極めたい。この争いがどうなるのかを……だから、キミが今日勝ったら事実を教えよウ」

 

「へえ……そいつは楽しみだ」

 

「あ!!俺の番だ!!行ってくるぜ!!」

 

メディチは入場ゲートの方へ走り出して行った。

 

「では、マタ…」

ヤンも手を離し、俺に別れを告げた。

 

事実…?これ以上まだなにか裏があるのか?

俺は気になりつつもトレーニングへ集中する事にした。