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新しく生まれ変わったGGA公式ブログ

GGA チャンピオンズロード "ホース"

 

「またしても!!!またしても!マクレガーが勝ちました!」

 

「もはや独走状態だな!」

 

「いつもより勝ち誇ったようにアピールしてますね」

 

 

「ん?誰かがリングに走ってるぞ!」

 

「あれは!ユ・ムンですね!!マクレガー目掛けて走り込んでます!!」

 

「マクレガーも迎撃体制だ」

 

「いやしかし!!マイカが起き上がり、マクレガーを捕えてます!!」

 

「ユ・ムンのバットが!!」

 

「ホーーーームラン!!!」

 

「倒れたマクレガーを2人がかりで痛みつける!!」

 

「先程と打って変わってマイカが勝ち誇っているな」

 

「悠々と2人が退場していきます!」

 

「マクレガーはまだ倒れたままだ」

 

「しかし、ここで本日の放送時間は終わりになります!!また来週会いましょう!!!」

 

 

 

 

「サンキュー助かりましたわ」

 

「これも契約だからね!」

 

「持つべきものは頼れる手駒やで」

 

「そう!!絆こそマーベラス!!!」

 

「なんか伝わってる意味が違ぉう気がするけどまあええわ」

 

イカを助けたこの男はユ・ムン。

どこの陣営にも所属せず、契約を結ぶことで誰の味方にでもなる傭兵のような男だ。

性根はただの目立ちたがり屋だが…

 

「ところでマイカ兄貴!ホントに金塊ってあるのかい?」

 

イカはゴーストと違い、金塊の存在を示す事で仲間を増やしている。

そして、これを報酬として彼はムンと契約を結んだ。

 

「ほんまほんま。再来週くらいにゴーストを見張っといて、鍵を開けたところを…」

 

「やるって訳ね!!ンーーー!マーベラス!!!」

 

「それ、いちいち言わなあかんの?」

 

 

「そう上手くいくと思うかい?」

 

騒ぐ2人に歩み寄る一人の男。

 

「あんさんは…」

 

オセロット!」

 

そう、オセロット

彼は少し離れたところで少し古めのリピーターを構えていた。

銃口はマイカの頭へ向いている。

 

「おいおいおい、物騒だね!!あんさん!!」

 

「ギャングとシリアルキラーへ試合外に素手で挑むやつがバカだよ」

 

「おおっ!!オレが殺人鬼ってよく知ってましたね!!!」

 

オセロットの指摘に何故か喜ぶユ・ムン。

彼は元アーティストで事故にあった同僚達を見殺しにした。

彼自身が直接手を下した訳でもないので、ただの事故ではあるのだが…

 

しかし、その見殺しにした事を誇りとしているような変わった人物だ。

 

「俺はあんたらに用があって来た」

 

「そんな物向けられとっても恐喝にしか思えへんで」

 

「そうだな、それで当たりだ」

 

「オレたちを脅して何しようって訳だよ!」

 

「金塊をあきらめな。アンタらが考えてるような浅い物じゃねえ」

 

「あんさんは何か知ってるような言い方やね…」

 

「ああ、そもそもアンタらがなんで金塊の事を知ったんだ?」

少しズレてきた銃口を改めてマイカに向けるオセロット

 

嘘をついてもこの男には意味が無い。

イカは素直に話すことにした。

 

「ヤン・ジュウホウだ。4年前、アイツに勝った後話を聞いたんや」

 

「4年前だと?」

ゴーストがこの件で動き始めたのは2年以内の出来事だ。

ヤンは元政府のエージェントだ。金塊の事を知ってこの船に乗り込んだという疑惑が確信に変わった。

 

「ああ、ワテはその事を聞いて仲間をこの船に送り込んだ…ワテの腕ではケネディやサエジマに勝てへんからね…ホントはもっとじっくり計画を練って盗むつもりやったけどゴーストのやつが動き始めたそうやからな」

 

「仲間?誰のことだ?」

 

「…ロマリオ・メディチや。アイツはワテの手下やからな。あの男を仲間に引き入れる為にタイミングを計ってここに入れたんや」

 

「意外な名前が出てきたな」

 

「…そしてデヴィッド・マクレガーをスカウトするように団体に勧めたのもワテや」

 

「なんだと?」

 

「あの男は仲間に入れたらごっつう頼りになると思ぅたからな。後はあの男をサエジマはんが放っておくわけなさそうやからな。更にメディチを使ってサエジマはんの動向を知れるし一石二鳥って訳や。そしてゴーストが動いてることも知ったんでワテは表舞台に出てきたわけや……」

 

次々と出る思わぬ情報で徐々に体へ動揺が伝わった隙を見て、ユ・ムンがオセロットへ踏み込む。

 

オセロットはすかさず反応し、対応を行おうとするが、マイカも動き出し銃を掴まれた。

 

「ちっ!」

 

「マーーーーベラス!!!」

懐へ潜り込み、オセロットの腕を押さえつけながら、喉元へナイフを突きつけるユ・ムン。

そして、彼を拘束している隙に逃げるマイカ

 

「残念やったな!話はこれまでや!!また会おう!」

 

イカは見せつけるように口笛を吹くと、駐車場の方角から何かの音が聞こえてきた。

 

「な、なんだ…」

蹄の音だ。

徐々に音が近づき…マイカを一頭の黒馬が走り迎えた。

 

「ハイヨーーー!!」

イカは馬へ乗り込み、オセロット達の方へ走る。

そしてユ・ムンはオセロットを突き放し、マイカの馬へ乗り込んだ。

 

マーベラス!!!!!」

 

ユ・ムンを迎えた馬はUターンをし駐車場へと走り去った。

あまりにも出来事に唖然とするオセロット

 

 

「全く……この船は飽きがこないぜ…」

 

任務は失敗だが、情報は手に入れた。

彼はこの情報を主に報告する為に携帯を取りだした。

 

ゴーストか、サエジマか…

彼はどちらの味方でいるのか。まだ分からない。